2026年8月16日、お盆の最終日。三重県伊勢市二見町にある二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)には今日も夏の参拝者が訪れている。お伊勢参りの前に禊の地として古くから親しまれてきた神社で、夫婦岩を目の前に拝む独特の景色と、複数の御朱印が受けられることで御朱印集めの人にも人気が高い。
ただし受付場所が境内に2か所あり、それぞれ授与時間が違う。夏のお盆シーズンは参拝者が集中するため、事前に把握していないと授与時間を逃すケースもある。この記事では2026年現在の情報をもとに、御朱印の種類・初穂料・受付場所・時間・注意点をまとめた。
二見興玉神社の御朱印は2種類ある
二見興玉神社でいただける御朱印は、場所の違う授与所で2種類受けられる。
① 本社の御朱印(拝殿横の授与所)
主祭神・猿田彦大神を祀る本社の御朱印。「二見興玉神社」の朱印が押されたもっとも基本となる1枚。御守りや御朱印帳もここで授与される。
② 龍宮社の御朱印(龍宮社の授与所)
境内の海側に位置する龍宮社(りゅうぐうしゃ)でいただける御朱印。「龍宮社」と押される。龍宮社は授与時間が本社より短いため、遅い時間に参拝すると受けられないことがある。詳しくは後述する。
毎月23日だけの「ふたみの日」限定復刻御朱印
神社の地名「二見(ふたみ)」から、毎月23日を「ふたみの日」と定めている。この日にかぎり、2016年の社務所建て替えの際に発見された昭和初期の資料をもとに復刻した限定御朱印を授与している。
デザインは通常版と異なり、貴重な一枚になる。ただし、毎月23日と年に一度の例大祭(7月14日〜15日)は、帳面への直接記帳は行わない。書き置き(紙の御朱印)の授与のみとなる点に注意。
受付場所と受付時間
| 御朱印の種類 | 受付場所 | 受付時間の目安 |
|---|---|---|
| 本社の御朱印 | 拝殿横の授与所 | 日の出〜日の入り頃(7時頃〜) |
| 龍宮社の御朱印 | 龍宮社の授与所 | 9時〜16時頃 |
| 毎月23日「ふたみの日」限定 | 拝殿横の授与所 | 要確認(書き置きのみ) |
受付時間は「日の出〜日の入り」が基準のため、季節によって前後する。8月は日の出が早く日の入りも比較的遅いが、龍宮社は16時頃に授与を終える。本社で御朱印を受けてから龍宮社へ向かうと時間が足りなくなるケースがある。龍宮社を先に、本社を後にする順番が安全。
※ 地図の印=二見興玉神社(会場の陸側)。地図は右上の+−ボタンやホイールで拡大・縮小できます(地図:© OpenStreetMap contributors)
初穂料(御朱印の値段)
| 種類 | 初穂料 |
|---|---|
| 本社御朱印(通常) | 300円 |
| 龍宮社御朱印(通常) | 300円 |
| 毎月23日「ふたみの日」限定復刻 | 500円 |
小銭(特に300円・500円分)を事前に用意しておくとスムーズ。御朱印帳の取り扱いも授与所にある。価格は公式サイト(futamiokitamajinja.or.jp)で要確認。
二見興玉神社とは|お伊勢参り前の禊の地
創建は奈良時代(729〜749年ごろ)と伝わる古社。沖合700mの海中に、猿田彦大神にゆかりの神石「興玉神石(おきたまかみいし)」が沈まっており、その方向に立つ夫婦岩が神域の入り口を示している。
お伊勢参り(伊勢神宮の参拝)の前に、二見浦で潮水を浴びる「禊(みそぎ)」を行うことが古くからの習わしとされてきた。今も「お伊勢参りは二見から」という言葉が残っており、伊勢と合わせて訪れる参拝者が多い。
縁結び・夫婦円満のご利益でも知られており、カエルの置物が境内のあちこちに置かれているのが特徴。「蛙(かえる)=帰る」の語呂合わせで、旅や大切なものが無事に戻るよう祈願する慣習から来ている。
夏(お盆シーズン)の参拝で気をつけること
2026年8月のお盆期間(8月13日〜16日)は参拝者が多く、授与所が混雑することがある。授与所の行列が長くなると、特に龍宮社の16時授与終了に間に合わない可能性がある。
午前中の早い時間帯(9〜11時)が比較的空いている傾向がある。夏の二見浦は日差しが強く海風も吹くため、帽子と水分を必ず持参すること。海沿いの参道を歩くため、歩きやすい靴で訪れることをすすめる。
アクセスと所要時間
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 三重県伊勢市二見町江575 |
| 最寄り駅 | JR参宮線 二見浦駅(徒歩約15分) |
| 伊勢神宮内宮から車 | 約10分 |
| 参拝料 | 無料 |
| 参拝所要時間 | 30分〜1時間(写真・散策含め最大2時間) |
近隣に二見浦公園駐車場がある。台数・料金・営業時間は現地または公式サイトで要確認。公共交通機関を使う場合、JR参宮線は本数が少ないため事前に時刻表を確認すること。
行く前に知っておきたい注意点
- 龍宮社は16時頃に授与終了。遅い時間の参拝では受けられない場合がある
- 毎月23日と例大祭(7月14〜15日)は書き置きのみ。帳面に記帳してほしい場合は避ける
- 境内は無料で入れるが、参拝マナーを守ること
- 御朱印帳を忘れた場合でも、書き置き(紙の御朱印)を授与してもらえる
- 駐車場は混雑時に埋まることがある。公共交通機関の利用も検討を
まとめ
二見興玉神社の御朱印は本社と龍宮社の2種類で、毎月23日には昭和初期デザインの限定復刻版が加わる。初穂料は通常300円、限定版500円。龍宮社の受付は16時頃までのため、参拝の順番は「龍宮社→本社」が鉄則。
2026年8月16日現在のお盆シーズンは特に混雑が予想される。午前中の早い時間帯に訪れ、龍宮社から回れば両方の御朱印を確実に受けられる。夫婦岩と伊勢湾を望む独特の参道を歩きながら、ゆったりと参拝を楽しんでほしい。
よくある質問
Q. 御朱印の受付時間は何時から何時まで?
本社の授与所は日の出〜日の入り頃(夏場の目安は7時頃〜17時台)。龍宮社の授与所は9時〜16時頃。季節によって変わるため、詳細は公式サイト(futamiokitamajinja.or.jp)で確認すること。
Q. 御朱印帳を持っていなくても大丈夫?
授与所で御朱印帳を購入できる。価格は公式サイトまたは現地で要確認。御朱印帳がなくても書き置き(紙の御朱印)で受けられる。
Q. 毎月23日の限定御朱印はどう違う?
昭和初期のデザインを復刻した「ふたみの日」限定版で、初穂料は500円。ただし当日は帳面への記帳は行わず、書き置きのみの授与となる。
Q. 2種類の御朱印を1日で両方いただける?
両方いただける。ただし龍宮社は16時頃に授与終了になるため、龍宮社を先に、本社を後にする順序で回ること。
Q. 伊勢神宮と合わせて訪問するには?
伊勢神宮内宮から車で約10分と近い。「お伊勢参りは二見から」の言葉どおり、二見興玉神社で参拝した後に伊勢神宮へ向かうルートが伝統的な流れ。電車なら二見浦駅から伊勢市駅までJR参宮線で移動できる。
