山梨県甲府市の昇仙峡(しょうせんきょう)の紅葉は、例年10月下旬から11月下旬が見ごろです。渓谷の上流(滝上・仙娥滝側)から色づき始め、下流の長潭橋(ながとろばし)周辺は11月中旬ごろがピークになります。昇仙峡観光協会は「例年11月の土・日・祝日は大変混み合う」と案内しており、混雑の目安は休日の10時〜15時です。車なら駐車場が埋まる前の朝、バスなら午前の早い便で入るのが基本の作戦になります。
この記事は2026年9月4日時点の公式情報をもとにまとめています。2026年の色づき状況は、昇仙峡観光協会や甲府観光ナビの最新発表で確認してください。
昇仙峡の紅葉はいつが見ごろか
昇仙峡は甲府市の北部、荒川の上流に広がる約5kmの渓谷です。国の特別名勝で、令和2年度には日本遺産にも認定されています。
見ごろの時期は、公式・観光サイトごとに次のように案内されています。
| 情報源 | 例年の見ごろ |
|---|---|
| 昇仙峡観光協会・tenki.jp | 10月下旬〜11月下旬 |
| 山梨県観光推進機構(やまなし観光ネット) | 10月中旬〜11月下旬 |
| 甲府観光ナビ(甲府市観光協会) | 10月〜11月下旬ごろ |
| 2025年の実績(紅葉名所サイトの記録) | 11月8日〜11月24日ごろ |
昇仙峡の紅葉が長く楽しめるのは、渓谷に標高差があるからです。上流のロープウェイ乗り場や仙娥滝(せんがたき)のあたりから先に色づき、下流の天神森・長潭橋のあたりが11月中旬に追いつきます。このずれのおかげで、1か月以上のあいだ、どこかで見ごろの木に出会えます。
2025年は11月12日に昇仙峡観光協会が「紅葉が見頃を迎えています」と発表しました(写真は11月11日撮影)。年ごとの前後はありますが、11月第2週前後に照準を合わせると、渓谷全体が色づいた状態を見やすくなります。
※ 地図の印=昇仙峡(会場の陸側)。地図は右上の+−ボタンやホイールで拡大・縮小できます(地図:© OpenStreetMap contributors)
紅葉が映える見どころ3つ
覚円峰(かくえんぽう)
昇仙峡を代表する花崗岩の岩峰で、昇仙峡観光協会によると直立約180mあります。白い岩肌に、モミジの赤やナラの黄、マツの緑が重なるのが昇仙峡の紅葉の特徴です。tenki.jpは「マツの緑、花崗岩の白、紅葉の赤とのコントラストが見事」と紹介しています。
仙娥滝(せんがたき)
渓谷のいちばん奥、覚円峰のふもとにある落差30mの滝です。日本の滝百選に選ばれています。山梨県の観光サイトでは、紅葉の時期に仙娥滝がライトアップされると案内されています。2026年のライトアップの期間と時間は、昇仙峡観光協会の公式発表で要確認です。
昇仙峡ロープウェイからの眺め
仙娥滝の上にある乗り場からパノラマ台まで、全長1,015mを約5分で上がります。パノラマ台駅の標高は1,058mです。渓谷の中を歩いて見上げる紅葉とは違い、山全体の色づきを上から眺められます。山梨県の観光サイトも「ロープウェイから見下ろす紅葉も絶景」としています。
遊歩道の歩き方と所要時間
甲府観光ナビによると、昇仙峡の遊歩道は片道およそ6km、所要時間の目安は約1時間20分です。天神森(昇仙峡入口)から仙娥滝まで、渓谷に沿って登っていきます。
時間が限られる人は、上流側だけを歩く方法があります。昇仙峡観光協会の案内では、滝上側から仙娥滝・覚円峰・石門を見て戻る散歩コースが往復30〜40分です。
| 歩き方 | 区間 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 全部歩く | 天神森〜仙娥滝(片道約6km) | 約1時間20分 |
| 上流だけ歩く | 滝上〜仙娥滝〜覚円峰〜石門(往復) | 約30〜40分 |
| ロープウェイ | 仙娥滝上〜パノラマ台(片道) | 約5分 |
紅葉の時期は、色づきの進み方が場所で違います。11月上旬なら上流側、11月中旬以降なら天神森・長潭橋の下流側が見ごろに当たりやすい、と覚えておくと歩く区間を決めやすくなります。
混む時間帯と避け方
昇仙峡観光協会は、例年11月の土・日・祝日は大変混み合うとして、車で来る人には「早めに来て駐車場を確保する」ことをすすめています。紅葉名所サイトの案内では、休日に混雑が予想される時間帯は10時〜15時です。
避け方は次の3つです。
- 朝に着く。 ロープウェイの営業開始は9時、甲府駅からのバスも午前の便から動きます。車なら駐車場が埋まる前の朝のうちに入るのが確実です
- 平日を選ぶ。 観光協会が注意を出しているのは土・日・祝日です。休みを取れるなら平日が有利です
- 甲府駅からバスで入る。 渋滞と駐車場探しの両方を避けられます。ただし帰りの便も混むので、時刻表で本数を確かめておきます
紅葉の時期は昇仙峡に向かう道路も駐車場も混みます。観光協会は「各駐車場や、お店の駐車場を利用する」「店の駐車場は必ず利用条件を確認してから」と案内しています。
料金・営業時間・アクセス
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県甲府市(昇仙峡ロープウェイは甲府市猪狩町441) |
| 渓谷の見学 | 無料(遊歩道は自由に歩ける) |
| ロープウェイ往復 | 中学生以上1,300円/4歳〜小学生650円/3歳以下無料(2026年9月時点。公式サイトで要確認) |
| ロープウェイ営業時間 | 4月〜11月 9:00〜17:30/12月〜3月 9:00〜16:30 |
| ロープウェイ休業 | 無休。悪天候時は運休、1・2月に定期検査の休業あり |
| ロープウェイ問い合わせ | 055-287-2111 |
| バスのりば | JR甲府駅南口バスターミナル4番のりば(山梨交通) |
| バス運賃(大人片道) | 昇仙峡入口・天神森710円/グリーンライン昇仙峡1,000円/昇仙峡滝上1,090円 |
| バス所要時間 | 山梨交通の案内で昇仙峡入口まで約30分、昇仙峡滝上まで約35〜40分 |
| バス本数 | 1日8〜10便程度(季節で変わる)。土・休日と8月13〜15日は一部運休 |
| 車 | JR甲府駅から約20分(甲府観光ナビ) |
| 駐車場 | 天神森市営(無料)/グリーンライン県営(無料。季節により有料の場合あり)/滝上市営(無料)/荒川ダム展望広場/板敷渓谷 |
バスの所要時間は、昇仙峡観光協会のページでは滝上まで60分と案内されています。紅葉の時期は渋滞で伸びる前提で、余裕を持って計画してください。
12月1日から翌年3月31日までのバスは「昇仙峡入口・天神森」が終点になり、滝上まで行きません。紅葉の時期(10〜11月)は滝上まで運行しています。
行く前に知っておきたい注意点
- 駐車場の台数と満車時刻は公式に公表されていません。 観光協会は「早めに来て確保する」とだけ案内しています。11月の休日は朝のうちに着くつもりで動いてください
- 帰りのバスも混みます。 1日8〜10便程度しかないので、帰りの便の時刻を先に決めておき、その前にバス停に着くようにします
- ロープウェイは天候で止まります。 強風や悪天候では運休します。当日の運行は公式サイトか電話(055-287-2111)で確認してください
- ライトアップの日程は年ごとに発表されます。 2026年の期間と時間は、昇仙峡観光協会の公式発表で確かめてから出かけてください
- 色づきは場所で1〜2週間ずれます。 「見頃」の発表が出ても、下流側はまだ早いことがあります。歩く区間を決める前に最新の色づき情報を見てください
- 営業時間・運賃は変わることがあります。出発前に各公式サイトで確認してください
まとめ
昇仙峡の紅葉は例年10月下旬から11月下旬、ピークは11月上旬から中旬です。上流の仙娥滝・ロープウェイ側から色づき、下流の長潭橋周辺は11月中旬に追いつきます。
混むのは11月の土・日・祝日の10時〜15時。車なら朝のうちに駐車場へ、バスなら甲府駅南口4番のりばから午前の便で入り、帰りの便の時刻を先に決めておくのが要点です。
覚円峰(約180m)、仙娥滝(落差30m)、ロープウェイ(往復1,300円・約5分)の3つを押さえれば、昇仙峡の紅葉の見どころは一通り回れます。最新の色づき状況とライトアップの日程は、昇仙峡観光協会の公式サイトで確認してから出かけてください。
よくある質問
Q. 昇仙峡の紅葉のピークはいつですか
例年は11月上旬から中旬です。2025年は11月12日に昇仙峡観光協会が「見頃」を発表し、紅葉名所サイトの記録では11月8日〜24日ごろが見ごろでした。上流から色づくので、11月上旬は仙娥滝側、11月中旬以降は天神森・長潭橋側が当たりやすくなります。
Q. 紅葉の時期、駐車場は何時までに着けば停められますか
公式には満車になる時刻は公表されていません。昇仙峡観光協会は、11月の土・日・祝日は大変混み合うため「早めに来て駐車場を確保する」ことをすすめています。ロープウェイの営業開始が9時なので、それより前に着く計画が安全です。
Q. 甲府駅から昇仙峡までバスでいくらかかりますか
山梨交通の路線バスで、大人片道が昇仙峡入口・天神森まで710円、グリーンライン昇仙峡まで1,000円、昇仙峡滝上まで1,090円です。甲府駅南口バスターミナル4番のりばから出ます。
Q. 昇仙峡の紅葉ライトアップは2026年もありますか
山梨県の観光サイトでは、紅葉の時期に仙娥滝がライトアップされると案内されています。2026年の実施期間と時間は、昇仙峡観光協会の公式発表で確認してください。
Q. 昇仙峡を全部歩くと何時間かかりますか
甲府観光ナビの目安で、天神森から仙娥滝まで片道およそ6km、約1時間20分です。時間が無い場合は、滝上側から仙娥滝・覚円峰・石門を回る往復30〜40分のコースがあります。
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昇仙峡 の周辺は、下の地図で確認できる。
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調査・執筆:観光地なび 編集部|公式情報・一次情報をもとに作成。本記事の情報は2026年9月時点のものです。営業時間・料金は変わる場合があります。
