別所温泉は宿に泊まらなくても湯に入れます。駅から歩いて行ける共同浴場(外湯)が3か所あり、入浴料は大人300円。駅前には露天風呂つきの日帰り温泉「あいそめの湯」があり、一般650円で午後10時まで開いています。旅館の湯は宿ごとに扱いが違い、日帰りを受けていない宿もあります。
結論から言うと、半日で回るなら「外湯2か所+足湯」、ゆっくり休みたいなら「あいそめの湯」です。宿の名前で探している人は、まず下の表でその宿が日帰りを受けているかを確かめてください。
外湯3か所は300円で朝6時台から入れる
別所温泉財産区が運営する共同浴場は「大湯」「大師湯」「石湯」の3つです。2025年4月1日改定で、券売機の大人料金は250円から300円になりました。小学生は100円、未就学児は無料です。
| 外湯 | 営業時間(最終入場) | 定休日 | 大人料金 |
|---|---|---|---|
| 大湯 | 6:30〜21:30(21:00まで) | 水曜 | 300円 |
| 大師湯 | 6:00〜21:00(20:30まで) | 木曜 | 300円 |
| 石湯 | 6:30〜21:30(21:00まで) | 火曜 | 300円 |
タオル・バスタオル・石けん・シャンプーは各浴場の番台で売っています。手ぶらで行っても入れますが、持参すれば300円だけで済みます。貴重品ロッカーは100円リターン式で、3か所とも設置されています。ドライヤーは大湯と石湯の女湯だけに有料であります。
3か所を回るなら回数券が得です。番台で11枚つづり2,000円で買えるので、1回あたり約182円。2人で3か所に入ると6枚使い、残りは次回に回せます。
別所温泉 の周辺は、下の地図で確認できる。
※ 地図の印=別所温泉。地図は右上の+−ボタンやホイールで拡大・縮小できます(地図:© OpenStreetMap contributors)
大湯
外湯の中でいちばん広く、唯一露天風呂があります。木曽義仲や北条義政が好んで入ったと伝わる湯です。別所温泉駅から徒歩6分で、3か所の中では駅にいちばん近い浴場です。
大師湯
平安時代に円仁慈覚大師が入浴したことが名前の由来です。温泉街の中心、北向観音の近くにあります。3号源泉を完全かけ流しで使っていると財産区が案内しています。営業開始が6:00と、3か所で最も早いのも特徴です。
石湯
戦国時代の真田氏の隠し湯と伝わり、池波正太郎の小説「真田太平記」に登場します。浴場は地下にあり、天然の岩をそのまま浴槽にした造りです。大湯・石湯は4号源泉をかけ流しと循環ろ過の併用で使っています。
足湯2か所は無料・服のまま立ち寄れる
外湯に入る時間がない人や、観音参りの途中に足だけ温めたい人のために、無料の足湯が2か所あります。
| 足湯 | 利用時間 | 休み |
|---|---|---|
| ななくり | 3月〜10月 6:00〜21:00/11月〜2月 9:00〜18:00 | なし |
| 大湯薬師の湯 | 4月〜11月 6:00〜21:00 | 12月〜3月は冬期休業 |
「ななくり」は安楽寺の国宝八角三重塔をかたどった総ヒノキ造りで、料金はかかりません。「大湯薬師の湯」は大湯のそばにあり、冬は閉まるので12月から3月に行く人は「ななくり」だけと考えてください。タオルは備え付けがないので、ハンカチやタオルを1枚持っていくと足を拭けます。
あいそめの湯は駅近く・露天風呂と食事処つきで650円
外湯は浴槽と脱衣所だけの昔ながらの銭湯です。休憩室で横になりたい、食事もしたい、サウナや岩盤浴に入りたいという人は、別所温泉駅の近くにある日帰り温泉施設「あいそめの湯」が向いています。
| 区分 | 内容(2025年4月1日から) |
|---|---|
| 一般 | 650円 |
| 小中学生 | 300円 |
| 未就学児 | 無料 |
| 岩盤浴 | 一律650円(作務衣・敷きタオル・フェイスタオルの貸出を含む) |
| 回数券(11回分) | 一般6,500円/小中学生3,000円 |
| 開館時間 | 10:00〜22:00(入館受付は21:20まで) |
| 休館日 | 毎月第2・第4月曜(祝日の場合は翌日) |
| 設備 | 大浴場・露天風呂・福祉風呂・食事処「比蘭樹」 |
| タオル | バスタオル・フェイスタオルは有料/ボディソープ・ドライヤーは無料 |
| 駐車場 | 約90台 |
開館が10:00なので、朝風呂は外湯、昼から夜はあいそめの湯、と使い分けると無駄がありません。入館受付は21:20で締まります。上田からの最終電車に合わせて時間を決めて動く人は、時刻表と受付時間の両方を見てください。
旅館の日帰り入浴は宿ごとに違う
「別所温泉 ○○(宿の名前) 日帰り」で探している人への答えです。公式サイトで日帰りの扱いが確認できた宿だけを載せます。
| 宿 | 日帰り入浴 | 料金・時間(公式サイトの記載) |
|---|---|---|
| 旅館中松屋 | 受け入れあり | 展望風呂1,800円、受付15:00〜19:30。貸切風呂は5,000円/45分、15:00〜20:00、電話で当日予約 |
| 旅館花屋 | 受け付けていない | 「日帰り入浴のみのご利用はお承りしておりません」 |
| 七草の湯 | 受け付けていない | 「日帰り入浴はございません」(10名以上の日帰り食事プランは別) |
中松屋の展望風呂は19:30〜20:00が男女入替で入れません。脱衣所にタオルの用意がないので、日帰りの人はタオルを持参してください。宿の都合で断られることがあると公式サイトに書かれています。行く前に電話で確かめるのが確実です。
齋藤旅館・玉屋旅館・南條旅館・旅館つるや・旅宿上松やは、公式サイトに日帰り入浴の料金や時間の記載が見つかりませんでした。受け入れているという情報が他のサイトにあっても、料金と時間は宿に直接確かめてください。
泉質はアルカリ性の単純硫黄温泉
別所温泉財産区の案内では、泉質は「単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)」、泉温は50.6℃、pHは8〜9の弱アルカリ性です。浴用の適応症として、神経痛・筋肉痛・五十肩・関節のこわばり・冷え性・疲労回復のほか、慢性皮膚病・きりきずなどが挙げられています。
外湯3か所は同じ別所温泉ですが、使っている源泉が違います。大師湯が3号源泉の完全かけ流し、大湯が4号源泉と大湯源泉、石湯が4号源泉で、後の2つはかけ流しと循環ろ過の併用です。「源泉かけ流しだけに入りたい」という人は大師湯を選んでください。
料金・営業時間・アクセス
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 外湯(大湯・大師湯・石湯) | 大人300円・小学生100円・未就学児無料(2025年4月1日改定)。回数券11枚2,000円 |
| 外湯の営業時間 | 大湯・石湯 6:30〜21:30(最終入場21:00)/大師湯 6:00〜21:00(最終入場20:30) |
| 外湯の定休日 | 大湯=水曜、大師湯=木曜、石湯=火曜 |
| あいそめの湯 | 一般650円・小中学生300円。10:00〜22:00(受付21:20まで)。第2・第4月曜休 |
| 足湯 | ななくり・大湯薬師の湯とも無料 |
| 電車 | 上田駅から上田電鉄別所線で別所温泉駅まで約30分。大人590円・小児300円(2019年10月1日改定) |
| 車 | 東京方面から上信越自動車道・上田菅平IC経由で約2時間30分、名古屋方面から約3時間(別所温泉旅館組合の案内) |
別所温泉駅から大湯までは徒歩6分です。駅から温泉街へは坂を上る形で、大師湯・石湯は北向観音の門前にあります。
上田電鉄のお得なきっぷ
| きっぷ | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| あいそめ湯ったりきっぷ | 別所線の往復乗車券+あいそめの湯の入浴券 | 上田駅から1,340円(往復1,180円+入浴650円の1,830円から490円引き) |
| 外湯入浴券つき切符 | 別所温泉駅までの往復乗車券+大湯・大師湯・石湯のうち2か所の入浴券。発行日から30日間有効、大人用のみ | 窓口でご確認ください |
| 1日まるまるフリー切符 | 別所線全線が1日乗り降り自由 | 大人1,180円・小児600円 |
いずれも別所線上田駅の窓口で買えます。上田〜別所温泉の往復は1,180円なので、1日フリー切符は途中駅で降りる人以外には差が出ません。あいそめの湯に行くと決めているなら「あいそめ湯ったりきっぷ」が確実に安くなります。
別所温泉の見どころや、湯のあとに寄れる店は別所温泉の見どころ・お店ガイドでまとめています。
行く前に知っておきたい注意点
- 定休日が3か所ともずれています。火曜は石湯、水曜は大湯、木曜は大師湯が休みです。火〜木に行くと1か所入れません。金〜月なら3か所すべて開いています。
- 最終入場は閉店の30分前です。大湯・石湯は21:00、大師湯は20:30を過ぎると入れません。
- 外湯は券売機で300円、回数券は番台で買います。2025年4月に大人料金が変わったので、古い案内の250円では入れません。
- シャンプーや石けんは備え付けではありません。番台で買うか持参してください。
- 足湯「大湯薬師の湯」は12月〜3月は休みです。冬は「ななくり」だけ使えます。
- 旅館の日帰り入浴は全宿が受けているわけではありません。花屋と七草の湯は公式に「日帰り入浴なし」です。中松屋は15:00から受付で、状況によって断られることがあります。
- あいそめの湯は第2・第4月曜が休みです。祝日と重なると翌日に休みがずれます。
- 営業時間と料金は2026年10月時点の各公式サイトの記載です。変わることがあるので、出発前に公式サイトで確認してください。
まとめ
別所温泉は泊まらなくても湯に入れる温泉地です。朝6時台から開く外湯3か所は大人300円、駅近くのあいそめの湯は650円で午後10時まで。足湯2か所は無料です。
旅館の湯は、公式に日帰りを受けているのは確認できた範囲で中松屋だけで、花屋と七草の湯は受けていません。宿の名前で探していた人は、外湯かあいそめの湯に切り替えると確実に入れます。
上田駅から電車で約30分、片道590円。外湯2か所に入るなら「外湯入浴券つき切符」、あいそめの湯なら「あいそめ湯ったりきっぷ」を上田駅の窓口で買ってから乗ってください。
よくある質問
Q. 別所温泉の外湯はタオルなしで行っても入れますか
入れます。大湯・大師湯・石湯の番台でタオル・バスタオル・石けん・シャンプーを売っています。入浴料300円とは別に代金がかかるので、節約したい人は持参してください。
Q. 外湯3か所を1日で全部回れますか
火〜木以外なら回れます。火曜は石湯、水曜は大湯、木曜は大師湯が休みです。3か所とも開いているのは金・土・日・月です。回数券(11枚2,000円)を番台で買うと1回あたり約182円になります。
Q. 別所温泉で露天風呂に日帰りで入れる場所はどこですか
外湯では大湯だけに露天風呂があります。駅近くのあいそめの湯にも露天風呂があり、一般650円です。旅館中松屋の展望風呂は1,800円で15:00〜19:30受付です。
Q. 別所温泉の日帰り入浴は何時まで受け付けていますか
外湯は大湯・石湯が21:00、大師湯が20:30が最終入場です。あいそめの湯は21:20まで入館できます。旅館中松屋の展望風呂は19:30受付終了です。
Q. 上田駅から別所温泉の日帰り温泉へ安く行く方法はありますか
上田電鉄の企画きっぷを使います。あいそめの湯に行くなら「あいそめ湯ったりきっぷ」が往復と入浴券つきで1,340円です。外湯なら2か所の入浴券がついた「外湯入浴券つき切符」があり、上田駅の窓口で買えます。
関連記事
調査・執筆:観光地なび 編集部。本記事の情報は2026年10月時点のものです。営業時間・料金は変わる場合があります。
