五條新町(奈良県五條市)へは、電車ならJR和歌山線の五条駅で降りて徒歩10〜15分が基本です。大阪駅からは橋本乗り換えで約1時間30分・1,150円、奈良駅からは約1時間20分・990円で着きます。車なら京奈和自動車道の五條北ICか五條ICで降り、通り沿いのまちなみ伝承館の無料駐車場に停めるのがいちばん簡単です。
結論を先に言うと、関西圏からの日帰りは電車で十分、荷物が多い・吉野や十津川と組み合わせるなら車、という使い分けになります。以下、手段ごとの所要時間と料金を表で比べ、駅から通りまでの歩き方も書きます。この記事はこの1点、「五條新町へどう行くか」だけを扱います。
電車での行き方|JR和歌山線「五条駅」から徒歩10〜15分
まず基本の電車から見ていきます。
五條新町は江戸時代からの町家が並ぶ新町通りで、国の重要伝統的建造物群保存地区です。最寄り駅はJR和歌山線の五条駅。奈良県公式の観光ルート案内では「大和二見駅または五条駅から徒歩10分」、五條市の施設案内では通りの中ほどにあるまちなみ伝承館まで「五条駅から徒歩約14分・大和二見駅から約13分」とされています。通りの東の入口までは10分、奥まで歩くと15分前後と考えてください。
主要駅からの所要時間と運賃は次の通りです(2026年10月11日時点、駅探の運賃検索と五條市公式の案内で確認。運賃は大人片道・きっぷ)。
| 出発駅 | 経路 | 所要時間 | 運賃 | 乗換 |
|---|---|---|---|---|
| 大阪駅 | 新今宮→南海高野線→橋本→JR和歌山線→五条 | 約1時間28分 | 1,150円 | 2回 |
| 大阪駅 | JR大和路線→王寺→JR和歌山線→五条 | 約1時間46分 | 1,340円 | 2回 |
| 奈良駅 | JR→王寺または高田→五条 | 約1時間18分 | 990円 | 1回 |
| 京都駅 | 近鉄→橿原神宮前→吉野口→JR五条 | 約2時間7分 | 1,470円 | 2回 |
| 和歌山駅 | JR和歌山線 直通 | 約1時間35分 | 990円 | 0回 |
五條市公式サイトでも大阪・京都から約2時間、和歌山から約1時間30分、名古屋から約3時間、関西空港から約2時間30分と案内されています。
大阪からの最安・最速は南海高野線で橋本まで行き、JRに乗り換えるルートです。難波から橋本までは南海で740円、橋本から五条まではJRで14分・210円です。王寺経由は乗り換えが分かりやすい代わりに、料金が190円高く、時間も20分ほど長くなります。
和歌山線は本数が多くありません。橋本から五条へ向かう列車は日中おおむね1時間に1〜2本なので、乗り換え駅で時刻を確かめてから動くと待ち時間を減らせます。
つまり大阪駅からは片道1,150円・約1時間半で着き、奈良駅と和歌山駅からも1,000円以内で着くので、日帰りなら電車がいちばん確実です。京都駅からは約2時間かかります。
五条駅から新町通りへの歩き方
五条駅の駅前から南へ下り、国道24号を渡ると吉野川(紀の川)沿いに新町通りが東西に伸びています。通りの中ほどにあるまちなみ伝承館(本町2-7-1)を目印にすると迷いません。まちなみ伝承館は9時から17時(入館は16時まで)、水曜休館で入館無料。観光パンフレットとトイレがあるので、歩き始めの拠点にすると便利です。
隣のまちや館(本町2-6-6)は10時から16時、月曜・木曜休館、無料。通りの東寄りにある民俗資料館(新町3-3-1)は10時から16時、月曜休館、無料で、五條市の案内では五条駅から徒歩約15分です。これらを順に見ながら歩くと、通りを端から端まで回れます。通り沿いの見どころと店は五條新町の見どころ・お店ガイドでまとめています。
重要伝統的建造物群保存地区 五條新町 の周辺は、下の地図で確認できる。
※ 地図の印=重要伝統的建造物群保存地区 五條新町。地図は右上の+−ボタンやホイールで拡大・縮小できます(地図:© OpenStreetMap contributors)
車での行き方|京奈和自動車道の五條北IC・五條ICから国道24号へ
荷物が多いとき、吉野や十津川と合わせて回るときは車が向きます。
五條市公式サイトの案内による、主要都市からの車の所要時間です。
| 出発地 | 経路 | 距離 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 大阪 | 南阪奈道路 葛城IC→大和高田バイパス→京奈和道 橿原高田JCT→五條市 | 約60km | 約1時間 |
| 京都 | 国道24号 城陽IC→京奈和道→奈良・橿原経由→五條市 | 約90km | 約1時間20分 |
| 和歌山 | 京奈和道 和歌山JCT→橋本市経由→五條市 | 約60km | 約50分 |
| 名古屋 | 東名阪道→名阪国道→京奈和道 郡山下ツ道JCT→五條市 | 約200km | 約2時間40分 |
五條市内の出口は京奈和自動車道の五條北IC(五條市居伝町)と五條ICです。京奈和道の奈良県内区間は橿原高田ICから和歌山JCTまで通行無料で、五條北ICまでの御所南IC〜五條北IC間は2017年8月に開通しています(奈良県公式)。ICから新町通りまでは国道24号で市街地に入ります。IC出口から通りまでの所要時間は公式の案内が無いので、ナビで確認してください。
大阪から約1時間、和歌山から約50分と電車より速く、県内区間が無料なので、周遊するなら車が有利です。残る問題は停める場所だけです。
五條新町の駐車場
新町通り沿いには、市の施設の駐車場が使えます。
| 駐車場 | 住所 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| まちなみ伝承館 駐車場 | 本町2-7-1 | 無料 | 五條市公式に「無料」と明記。台数は公式に記載なし |
| 民俗資料館 | 新町3-3-1 | 確認が必要 | 市のページに駐車場の記載なし |
| まちや館 | 本町2-6-6 | 確認が必要 | 市のページに駐車場の記載なし |
確実に停められるのは、市が「駐車場無料」と案内しているまちなみ伝承館です。ただし水曜は休館なので、その日に使えるかは市の文化財課(0747-24-2011)で確かめてください。通り周辺に予約制の民間駐車場もあるとされますが、料金が変動するため各予約サイトでご確認ください。通りそのものは道幅が狭く、観光での路上駐車はできません。
バスでの行き方|大和八木駅から八木新宮線で五条駅へ
3つめの手段がバスです。ただし使いどころは限られます。
近鉄の大和八木駅からは、奈良交通の八木新宮線(特急301・302)が五条駅に停まります。日本一長い路線バスとして知られる路線で、1日3往復。大和八木駅(南)から五条駅までの運賃は大人1,340円(奈良交通公式)。時刻表上の所要時間は1時間16分〜1時間28分です。
注意点が一つあります。これまで五條側の拠点だった五條バスセンターは2026年7月21日に廃止され、バスの発着はJR五条駅前の新しいバスターミナル(五条駅1番のりば)に移りました(奈良交通公式のお知らせ)。古い案内に「五條バスセンターで下車」とあっても、いまは五条駅で降ります。同日にダイヤ変更もあったので、最新の時刻は奈良交通の「奈良バスなびweb」で確かめてください。
電車と比べると、大和八木からのバスは料金が高く、本数も少ないのが実情です。橿原方面からなら近鉄で吉野口へ出てJRに乗り換えるほうが安く済みます。バスは十津川や熊野へ抜ける旅程の途中で五條に寄るときに向いています。
料金・営業時間・アクセス
ここまでの電車・車・バスと、現地で必要になる基本情報を一覧にします。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県五條市新町・本町(新町通り) |
| 最寄り駅 | JR和歌山線 五条駅(徒歩10〜15分)/大和二見駅(徒歩約13分) |
| 大阪駅から | 約1時間28分・1,150円(新今宮・橋本経由) |
| 奈良駅から | 約1時間18分・990円 |
| 京都駅から | 約2時間7分・1,470円(近鉄・吉野口経由) |
| 和歌山駅から | 約1時間35分・990円(乗換なし) |
| バス | 奈良交通 八木新宮線 大和八木駅→五条駅 1,340円・1日3往復 |
| 車 | 京奈和道 五條北IC・五條ICから国道24号。大阪から約60km・約1時間 |
| 駐車場 | まちなみ伝承館 無料(水曜休館) |
| 通りの見学 | 散策自由。まちなみ伝承館 9〜17時(入館16時まで・水曜休)、まちや館 10〜16時(月・木休)、民俗資料館 10〜16時(月曜休)、いずれも無料 |
| 問い合わせ | 五條市企業観光戦略課 0747-22-4001 |
運賃は2026年10月11日時点のものです。改定されることがあるので、出発前に各社の公式サイトで確認してください。
行く前に知っておきたい注意点
どの手段で行く場合でも、出発前に押さえておきたい点をまとめます。
- 和歌山線の本数は少なめ。橋本・吉野口・高田での乗り換えは、接続を確かめてから乗ると待ち時間を減らせます。
- 五條バスセンターはもうありません。2026年7月21日からバスは五条駅前の乗り場に発着します。古い地図や記事の「バスセンター」は読み替えてください。
- 市の施設は曜日で休みが違います。まちなみ伝承館は水曜、まちや館は月曜・木曜、民俗資料館は月曜が休み。3館すべてを見たいなら火・金・土・日に行くと間違いありません。年末年始(12月25日〜1月5日)は3館とも休館です。
- 駐車場は台数が限られます。まちなみ伝承館以外は公式に台数の記載が無いので、週末は電車で来るほうが確実です。
- 通りの中は生活道路。住んでいる人がいる町並みなので、車での乗り入れや大声は控えてください。
- 通りの東寄りにある民俗資料館まで足を延ばすと、駅からの往復で30分ほど歩きます。歩きやすい靴で。
まとめ
五條新町へは、JR和歌山線の五条駅から徒歩10〜15分が基本の行き方です。大阪からは南海で橋本に出てJRに乗り換えるルートが約1時間30分・1,150円でいちばん安く速い。奈良からは990円・約1時間20分、和歌山からは乗り換えなしで990円です。
車なら京奈和道の五條北ICか五條ICで降りて国道24号へ。駐車はまちなみ伝承館の無料駐車場が確実ですが、水曜は休館なので注意してください。バスは大和八木駅から八木新宮線で五条駅へ1,340円。2026年7月に五條バスセンターが廃止され、発着は五条駅前に変わりました。
3つを比べた結論は一つです。関西圏から日帰りで町並みだけを見るなら電車、荷物が多い・吉野や十津川と周遊するなら車、十津川・熊野へ抜ける旅程の途中に寄るならバス。この3通りで選べば迷いません。
町並みそのものは散策自由で、まちなみ伝承館・まちや館・民俗資料館はいずれも無料です。行き方を決めたら、見どころとお店は五條新町の見どころ・お店ガイドで確かめてから出かけてください。
よくある質問
Q. 五條新町の最寄り駅はどこですか?
JR和歌山線の五条駅です。奈良県の観光ルート案内では五条駅または大和二見駅から徒歩10分、五條市の案内ではまちなみ伝承館まで五条駅から徒歩約14分です。
Q. 大阪から五條新町までいくらかかりますか?
大阪駅から新今宮・橋本を経由するルートで大人片道1,150円、約1時間28分です(2026年10月時点)。王寺経由は1,340円で約1時間46分かかります。
Q. 五條新町に無料の駐車場はありますか?
通り沿いのまちなみ伝承館に無料駐車場があります(五條市公式)。水曜は休館なので、その日に使えるかは市の文化財課で確かめてください。
Q. 五條バスセンターからは歩けますか?
五條バスセンターは2026年7月21日に廃止され、バスの発着はJR五条駅前の乗り場に変わりました。五条駅で降りて徒歩10〜15分です。
Q. 五條新町の見学に料金はかかりますか?
通りの散策は自由で無料です。まちなみ伝承館・まちや館・民俗資料館も入館無料。各館の開館時間は10時または9時から16〜17時で、休館日が館ごとに違います。
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調査・執筆:観光地なび 編集部。本記事の情報は2026年10月時点のものです。営業時間・料金は変わる場合があります。
