岩手県久慈市は、三陸鉄道リアス線の北の終点です。見どころは駅前・琥珀・海女の3つに分かれ、久慈駅を起点に朝9時から夕方16時までで主要スポットを1日で回れます。ただし海岸へ向かう市民バスは1日2〜3本しかなく、順番を間違えると戻れません。
この記事の営業時間・料金・バス時刻は、2026年10月11日時点で久慈市・久慈琥珀博物館・もぐらんぴあ・三陸鉄道・岩手県北バスの公式案内で確認したものです。小袖海女センターの素潜り実演は2026年9月30日で今季の実施期間が終わっているため、次の夏に向けた予定の立て方も書いています。
久慈の見どころは「駅前・琥珀・海女」の3エリア
久慈の観光スポットは、久慈駅からの距離で3つに分けると回りやすくなります。
| エリア | 主なスポット | 久慈駅からの行き方 |
|---|---|---|
| 駅前 | YOMUNOSU観光案内所・もぐらんぴあまちなか水族館・道の駅くじ やませ土風館 | 徒歩(道の駅まで徒歩7分) |
| 琥珀 | 久慈琥珀博物館 | タクシー約10分、または市民バス |
| 海女 | 小袖海女センター・小袖海岸・つりがね洞 | 市民バス久慈海岸線で31〜37分 |
駅前エリアは徒歩だけで回れます。琥珀博物館と小袖海岸は方角が違うので、どちらかを午前、どちらかを午後に置くのが基本です。
久慈 の周辺は、下の地図で確認できる。
※ 地図の印=久慈。地図は右上の+−ボタンやホイールで拡大・縮小できます(地図:© OpenStreetMap contributors)
久慈琥珀博物館|国内最大の琥珀産地で採掘体験ができる
久慈は国内最大級の琥珀の産地で、久慈琥珀博物館は琥珀をテーマにした専門の博物館です。所在地は久慈市小久慈町19-156-133で、開館は9時〜17時、入館は16時30分までです。
入館料は大人500円、小・中学生200円です。休館日は12月〜2月の毎週火曜日、12月31日・1月1日、2月末日です。
この博物館の目玉は、白亜紀の地層から自分で琥珀を掘り出す琥珀採掘体験です。久慈琥珀博物館の公式案内では次の内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 高校生以上1,500円・小中学生1,000円・小学生未満300円 |
| 時間帯 | ①9:30〜10:30 ②11:00〜12:00 ③13:30〜14:30 |
| 所要時間 | 約1時間 |
| 予約 | 電話またはWebで事前予約が推奨。時期により開催の有無あり |
採掘のほかに、琥珀玉づくり体験(2,200円・約30〜40分・前日15時までに要予約)もあります。
小袖海女センター|「北限の海女」の素潜りを見られる海岸
久慈市宇部町の小袖海岸は、素潜りでウニやアワビを採る「北限の海女」の拠点です。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台になった場所で、海岸に小袖海女センターがあります。
久慈市の公式案内による施設の情報は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開館時間 | 9時〜17時(12月1日〜3月31日は9時〜16時) |
| 休館日 | 1月1日 |
| 入館料 | 無料 |
| 素潜り実演 | 7月1日〜9月30日。7・8月の土・日・祝日と9月の日曜日、11時に1日1回。見学料500円 |
2026年の実演は9月30日で終了しています。10月以降に訪れる場合は、センターの展示と海岸の景色が中心になります。実演を目的にするなら、2027年7月以降の土日祝に合わせて計画してください。翌年の日程は久慈市の公式サイトでご確認ください。
小袖海岸の北側、久慈市長内町には「つりがね洞」という奇岩があります。久慈市観光物産協会の案内では、かつて天井から釣り鐘の形をした岩がぶら下がっていたことが名前の由来で、明治29年の津波で流されたとされています。車で小袖へ向かう途中に立ち寄れます。
もぐらんぴあ|石油備蓄基地に併設された地下の水族館
久慈市侍浜町の「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」は、国家石油備蓄基地に併設された地下の水族館です。東日本大震災で全壊したあと再建されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 4月〜10月 9時〜18時、11月〜3月 10時〜16時(最終入館は30分前) |
| 休館日 | 月曜日(休日の場合はその翌日) |
| 入館料 | 一般750円・高校生・学生550円・小中学生300円・幼児無料 |
| 久慈駅から | 車で10分(三陸鉄道の久慈駅案内より) |
市民バスの侍浜線も通りますが、運行は月・水・金のみで、最寄りの「半崎」から徒歩約10分です。公共交通で行くなら、タクシーが現実的です。
久慈駅前の久慈市中央2-9には、同じ運営の「もぐらんぴあまちなか水族館」があります。入館無料で、4月〜10月は9時〜18時、11月〜3月は10時〜17時です。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と12月31日・1月1日で、8月は月曜日も開館します。本館まで行く時間がない人は、こちらで久慈の海の生き物を見られます。
道の駅くじ やませ土風館|駅から徒歩7分の物産と山車展示
久慈市中町2-5-6の道の駅くじ やませ土風館は、久慈駅から徒歩7分です。物産館の「土の館」と、観光交流センターの「風の館」からなり、風の館には久慈秋まつりの山車が展示されています。
営業時間は9時〜19時(10月〜3月は18時まで)、休館日は1月1日です。駐車場は普通車48台・大型車8台で、三陸沿岸道路の久慈ICから車で6分です。
モデルコース|久慈駅発着・公共交通で1日
公共交通で回る場合、市民バス久慈海岸線の時刻に合わせて組みます。所要時間は編集部の目安で、各施設が保証するものではありません。
| 時刻 | 行き先 | 滞在の目安 | 移動 |
|---|---|---|---|
| 9:00 | 久慈駅着。YOMUNOSU観光案内所で地図を受け取る | 15分 | 駅前 |
| 9:15 | タクシーで久慈琥珀博物館へ | 10分 | タクシー |
| 9:30 | 琥珀採掘体験(①の回)+館内見学 | 1時間30分 | 徒歩 |
| 11:00 | 無料送迎(要予約)かタクシーで久慈駅へ | 10分 | 送迎・タクシー |
| 11:20 | もぐらんぴあまちなか水族館 | 30分 | 徒歩 |
| 12:00 | 市民バス久慈海岸線で小袖海岸へ | 37分 | バス |
| 12:40 | 小袖海女センター見学・海岸散策 | 1時間15分 | 徒歩 |
| 14:00 | 市民バスで久慈駅へ | 31分 | バス |
| 14:40 | 道の駅くじ やませ土風館で買い物 | 50分 | 徒歩7分 |
| 15:40 | 久慈駅着。三陸鉄道またはJR八戸線で次の目的地へ | – | – |
この組み方の肝は、琥珀博物館を午前に置くことです。小袖海岸からの帰りのバスは、4月〜10月でも14時が最終です。午後に小袖へ行くと戻れなくなります。
11月〜3月は小袖海岸発の帰りのバスが7時7分と9時の2本だけになり、日帰りの往復には使えません。冬は車かタクシーで回ってください。
モデルコース|車で回る半日
車なら三陸沿岸道路の久慈ICから入ると効率がよくなります。公式で確認できた所要時間だけを載せます。
| 順番 | 行き先 | 公式の所要時間 |
|---|---|---|
| 1 | 久慈ICから道の駅くじ やませ土風館 | 車で6分 |
| 2 | 久慈ICから久慈琥珀博物館 | 7.4km・15分(久慈南ICからは7.3km・12分) |
| 3 | 久慈駅からもぐらんぴあ本館 | 車で10分 |
| 4 | 小袖海岸 | 久慈駅からの車の所要時間は公式に記載なし |
道の駅と琥珀博物館を午前に回り、昼にもぐらんぴあ本館、午後に小袖海岸へ向かう順が無理のない流れです。小袖海岸までの車の時間は公式案内に無いため、カーナビで確かめてください。
料金・営業時間・アクセス
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 久慈琥珀博物館 | 9時〜17時(入館16時30分まで)。大人500円・小中学生200円。12〜2月の火曜・12/31・1/1・2月末日休 |
| 小袖海女センター | 9時〜17時(12/1〜3/31は16時まで)。入館無料。1/1休 |
| もぐらんぴあ本館 | 4〜10月 9時〜18時、11〜3月 10時〜16時。一般750円。月曜休 |
| もぐらんぴあまちなか水族館 | 4〜10月 9時〜18時、11〜3月 10時〜17時。無料。月曜休(8月は開館) |
| 道の駅くじ やませ土風館 | 9時〜19時(10〜3月は18時まで)。1/1休 |
| YOMUNOSU観光案内所 | 9時〜21時30分。1/1休。久慈市中央3-58 |
| 三陸鉄道久慈駅窓口 | 7時30分〜18時30分。構内に売店・観光案内所・リアス亭 |
久慈駅までの行き方
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 八戸から | JR八戸線で久慈駅まで約1時間45分(もぐらんぴあ公式案内より)。運賃はJR東日本の公式でご確認ください |
| 宮古から | 三陸鉄道リアス線。普通運賃は大人2,080円(2026年3月14日改正) |
| 盛岡から | JRバス東北の盛岡〜久慈便。所要時間・運賃は公式でご確認ください |
| 車 | 三陸沿岸道路 久慈IC・久慈南IC |
三陸鉄道には、宮古〜久慈間が1日乗り降り自由の「1日フリー乗車券」(大人2,900円・小人1,450円)があります。利用できるのは土休日のみで、久慈駅・陸中野田駅・普代駅・田野畑駅・島越駅・岩泉小本駅・宮古駅で発売しています。宮古との往復が片道2,080円なので、土休日に往復するならこちらが1,260円安くなります。
全線(盛〜久慈)を2日間乗り降りできる「全線フリー乗車券」は大人6,500円・小人3,250円で、毎日使えます。三陸鉄道で南へ下るなら、途中の浄土ヶ浜・宮古の観光スポットは浄土ヶ浜・宮古の観光スポット|回り方とモデルコースにまとめています。
久慈駅から小袖海岸へのバス時刻
岩手県北バスの久慈海岸線(令和6年12月1日改正)から、小袖海岸に関わる便だけを抜き出しました。
| 方向 | 平日 | 土日祝 |
|---|---|---|
| 久慈駅 → 小袖海岸 | 12:00→12:37、14:45→15:22、17:05→17:41 | 10:00→10:30(7〜9月のみ)、12:00→12:37 |
| 小袖海岸 → 久慈駅 | 7:07→7:40、9:00→9:36、12:00→12:31(4〜10月)、14:00→14:31(4〜10月) | 同じ |
運賃は久慈市公式サイトの運賃表でご確認ください。時刻は改正されることがあるので、出発前に岩手県北バスの公式サイトで確かめてください。
久慈市内の店や宿については久慈の見どころ・お店ガイドにまとめています。
行く前に知っておきたい注意点
- 小袖海岸からの帰りのバスは14時が最終です。4〜10月でも午後の便は12時と14時の2本だけで、11〜3月は朝の2本だけになります。
- 月曜日はもぐらんぴあの本館・まちなか水族館が休みです。月曜に訪れるなら、琥珀博物館・道の駅・小袖海女センターを中心に組んでください。
- 琥珀採掘体験は予約してから行ってください。時期によって開催しない日があります。最終回は13時30分からなので、午後に回すと間に合わないことがあります。
- 海女の素潜り実演は7〜9月の土日祝(9月は日曜のみ)に限られます。平日に行っても実演はありません。
- 琥珀博物館のバス停からの無料送迎は要予約です。当日の連絡では10〜15分待つことがあると公式案内に書かれています。
- 三陸鉄道の1日フリー乗車券は土休日専用です。平日は使えません。
まとめ
久慈の観光スポットは、久慈駅前・琥珀博物館・小袖海岸の3エリアに分かれます。公共交通で1日で回るなら、午前に琥珀博物館で採掘体験、12時のバスで小袖海岸、14時のバスで駅へ戻り、最後に道の駅くじという順番が確実です。
バスの本数が少ないので、時刻表を先に見てから施設の順番を決めてください。冬に訪れる場合や、もぐらんぴあ本館まで足を延ばす場合は車が前提になります。
よくある質問
Q. 久慈の観光は何時間あれば回れますか?
公共交通なら朝9時から夕方16時までの約7時間で、琥珀博物館・小袖海女センター・道の駅くじ・まちなか水族館を回れます。もぐらんぴあ本館まで入れるなら、車を使うか1泊が必要です。
Q. 久慈駅から小袖海岸へはバスで行けますか?
行けます。岩手県北バスの久慈海岸線で、久慈駅から小袖海岸まで31〜37分です。ただし久慈駅発は平日3本・土日祝2本で、帰りは4〜10月でも14時が最終です。
Q. 海女の素潜り実演はいつ見られますか?
7月1日〜9月30日のうち、7・8月の土・日・祝日と9月の日曜日に11時から1日1回です。見学料は500円で、2026年の実施は終わっています。来年の日程は久慈市の公式サイトで確認してください。
Q. 琥珀博物館の採掘体験は予約が必要ですか?
久慈琥珀博物館の公式案内では、電話またはWebでの事前予約を勧めています。料金は高校生以上1,500円、時間帯は9時30分・11時・13時30分の3回で、各回約1時間です。
Q. 月曜日に久慈へ行っても観光できますか?
できます。月曜休みなのはもぐらんぴあの本館とまちなか水族館です。琥珀博物館(12〜2月は火曜休)、小袖海女センター、道の駅くじは月曜も開いています。
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調査・執筆:観光地なび 編集部。本記事の情報は2026年10月時点のものです。営業時間・料金は変わる場合があります。
