二戸の観光スポット|4つの見どころを1〜2日で回るモデルコース

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岩手県最北部の二戸市は、東北新幹線の二戸駅を起点に、九戸城跡・馬仙峡・金田一温泉郷・浄法寺の天台寺と漆の里を1〜2日で回れる街です。結論から言うと、半日なら二戸駅から歩いて九戸城跡か馬仙峡、1日あるなら午前にJRバスで天台寺と滴生舎、午後に金田一温泉郷という組み合わせが無理のない回り方です。

この記事の料金・時間は、2026年10月11日時点で二戸市・二戸市観光協会・各施設・JRバス東北・IGRいわて銀河鉄道の公式サイトに載っている内容です。季節や曜日で変わるものがあるので、出かける前に公式サイトで最新の案内を確かめてください。

二戸市の地域ページ「二戸(金田一温泉郷)の見どころ・お店ガイド」には、市内の店や施設の一覧をまとめています。

目次

二戸駅から回る4つの見どころ

二戸駅 の周辺は、下の地図で確認できる。

九戸城跡(続日本100名城・二戸駅から徒歩圏)

明応年間(1492〜1501年)に築かれた城で、1591年の「九戸の乱」の舞台です。豊臣秀吉の命を受けた6万5千の軍勢が九戸政実の軍を制圧し、これをもって天下統一が成ったと二戸市観光協会は説明しています。「続日本100名城」に選ばれ、スタンプはガイドハウスに置かれています。

ガイドハウスは2026年は4月6日(月)〜11月30日(月)、10時〜15時の開館です。城跡の見学は無料で、ガイドの案内は完全予約制、1週間前までに二戸市観光ツーリズム協会(電話0195-23-3641、9時〜17時)への申し込みが必要です。

馬仙峡と男神岩展望台(国指定名勝)

二戸駅の南、馬淵川沿いの峡谷です。直下の川面から高さ180mの男神岩と160mの女神岩がそびえ、陸上の夫婦岩としては日本一の大きさで、対岸の鳥越山とともに国の名勝に指定されています。昭和37年には県立自然公園にもなりました。

男神岩展望台からは2つの巨岩を間近に見ながら、遠くに二戸市街を望めます。展望台には無料駐車場があります。二戸市観光協会の推奨時期は春と秋です。

金田一温泉郷と亀麿神社(座敷わらし伝説の里)

二戸駅からIGRいわて銀河鉄道で1駅の金田一温泉駅が入口です。江戸時代には南部藩の指定湯治場で「侍の湯」と呼ばれました。亀麿神社は、南北朝時代に6歳で亡くなった亀麿が「末代まで家を守る」と言い残し、守り神の座敷わらしになったという伝説の神社です。旧家を旅館にした緑風荘の敷地内にあり、平成21年に旅館が焼失したときも神社は無事だったと伝わります。所在地は二戸市金田一字長川41で、無料駐車場があります。

天台寺と浄法寺の漆(バスで二戸駅から約25分)

天台寺は神亀5年(728年)開山と伝わる古刹で、本尊の聖観音立像は国指定重要文化財です。昭和62年に作家の瀬戸内寂聴師が第73代住職となって復興が進み、「青空説法」で全国に知られました。参道入口には樹齢1500年といわれる桂の巨木、石段には紫陽花が植えられています。

拝観料は1人500円(中学生以下無料)、拝観時間は4月〜10月が8時30分〜17時、11月〜3月が8時30分〜16時です。寺の周りには、浄法寺漆の器を展示販売する滴生舎(9時〜17時、火曜と年末年始休み)と、漆掻きの道具や「御山御器」を展示する浄法寺歴史民俗資料館(9時〜16時30分、月曜・祝日の翌日・年末年始休み)があります。浄法寺総合支所2階の瀬戸内寂聴記念館は10時〜16時、年末年始以外は無休で入場無料です(二戸市公式サイト)。

市街地の施設:二戸市シビックセンター

二戸駅の近く、石切所字荷渡6-2にある複合施設です。2階がグラフィックデザイナー福田繁雄のデザイン館、3階が物理学者・田中舘愛橘の記念科学館で、どちらも9時〜17時(入館は16時30分まで)、月曜休館です。毎月第4月曜と祝日の翌日、年末年始は全館休館です。駅からの徒歩時間は公式サイトに記載がないため、現地の案内で確かめてください。

駅に隣接する「カシオペアメッセ・なにゃーと」は観光情報の窓口で、1階の物産センターは8時30分〜19時、年中無休です。駅前の東口・西口駐車場は24時間200円で、2時間まで無料です。

入館料・拝観料の比較

施設 大人 子ども 休み
九戸城跡 無料 無料 ガイドハウスは12月〜4月初旬閉館
天台寺 500円 中学生以下無料 無休(時間は季節で変わる)
福田繁雄デザイン館 200円 小中学生100円 月曜・第4月曜・祝日の翌日
田中舘愛橘記念科学館 200円 小中学生100円 同上
デザイン館+科学館 共通券 360円 小中学生180円 同上
浄法寺歴史民俗資料館 210円 小人110円(平成28年3月時点の表示) 月曜・祝日の翌日
瀬戸内寂聴記念館 無料 無料 年末年始

歴史民俗資料館の料金は公式サイトの表示が2016年3月時点のものです。訪問前に電話(0195-38-3464)で確かめると確実です。

モデルコース

コース1:二戸駅から歩く九戸城跡(半日・徒歩)

二戸市観光協会の「九戸城跡コース」をもとにした行程です。移動はすべて徒歩です。

順 行程 移動 滞在の目安
1 二戸駅 → 二戸市埋蔵文化財センター 徒歩15分 30分
2 → 呑香稲荷神社 徒歩10分 15分
3 → 九戸城跡(ガイドハウス10時〜15時) 徒歩15分 60分
4 → 岩谷観音堂 徒歩15分 15分
5 → 龍岩寺 徒歩15分 15分
6 → 二戸駅 徒歩30分 ―

歩く時間の合計は100分、滞在を含めて4時間前後です。滞在の目安は編集部の設定で、公式の数字ではありません。コース上には予約制の南部美人の酒蔵見学も案内されています。

コース2:馬仙峡を歩く(半日・徒歩)

二戸市観光協会の「馬仙峡コース」です。推奨時期は春と秋です。

順 行程 移動
1 二戸駅 → 賽の神のエドヒガン 徒歩20分
2 → 男神岩展望台 徒歩20分
3 → りんご畑 → さくらんぼ畑 徒歩15分+10分
4 → 深山神社 → 明神ヶ淵 徒歩5分+10分
5 → 馬淵川河畔 → 二戸駅 徒歩5分+15分

歩く時間は合計100分です。展望台での滞在を入れて2時間半〜3時間を見ておくとゆとりがあります。

コース3:バスで天台寺と漆の里(午前〜昼・バス+徒歩)

JRバス東北の二戸〜浄法寺線を使います。以下は公式サイトの平日時刻です。土日祝は本数が違う可能性があるため、公式サイトで確かめてください。

時刻 行程 備考
8:22 二戸駅前 発 JRバス東北・浄法寺方面
8:45 天台寺バス停 着 運賃730円
8:45〜10:15 天台寺を参拝 拝観料500円・公式ガイドは1時間30分〜2時間(7日前までに予約)
10:25 浄法寺歴史民俗資料館 バス停から徒歩10分
11:00 滴生舎 資料館から徒歩約2分(火曜休み)
11:46 天台寺バス停 発 → 二戸駅 次は13:36発

午後まで滞在するなら13:36の便で戻れます。瀬戸内寂聴記念館(浄法寺総合支所2階)は天台寺から車で約10分と観光協会のコースにあり、徒歩での時間は公式に記載がありません。車なら八戸自動車道浄法寺ICから天台寺まで約5分、滴生舎まで約1分です。

コース4:金田一温泉郷を歩く(午後・IGR+徒歩)

二戸駅からIGRいわて銀河鉄道で金田一温泉駅へ(7.6km・大人340円・小児170円)。二戸市観光協会の「金田一温泉郷コース」の行程です。

順 行程 移動
1 金田一温泉駅 → 馬淵川河畔 徒歩25分
2 → 亀麿神社 徒歩10分
3 → 分教場講堂 → ダンジャ坂 徒歩3分+5分
4 → 三浦哲郎ゆかりの家 徒歩5分
5 → 金田一温泉駅 徒歩30分

歩く時間は合計78分です。亀麿神社の見学は観光協会の目安で30分です。温泉に入るなら、宿ごとの日帰り入浴の有無と時間を各宿の公式サイトで確かめてください。

1日で回るなら

午前にコース3(天台寺・漆の里)、二戸駅に戻って昼食、午後にコース4(金田一温泉郷)が、バス・鉄道の時刻に合わせやすい組み合わせです。2日あるなら、2日目にコース1とコース2を歩きます。隣町の一戸町にある世界遺産の縄文遺跡も新幹線の二戸駅から近く、「一戸(御所野縄文公園)の観光スポット|回り方とモデルコース」でまとめています。

料金・営業時間・アクセス

区分 内容
二戸駅まで(新幹線) 東京駅から2時間35分、仙台駅から1時間01分、盛岡駅から20分、八戸駅から11分(二戸市公式サイト)
二戸駅まで(在来線) IGRいわて銀河鉄道で盛岡駅から1時間08分、八戸駅から37分
車 八戸自動車道 浄法寺ICから県道6号を北上、または一戸ICから国道4号を北上
二戸駅〜天台寺 JRバス東北 二戸〜浄法寺線 運賃730円(2026年10月11日公式サイト掲載)
二戸駅〜金田一温泉駅 IGRいわて銀河鉄道 大人340円・小児170円・7.6km
二戸駅前駐車場 東口135台・西口238台、24時間200円、2時間まで無料
観光案内 カシオペアメッセ・なにゃーと(二戸駅隣接)物産センター8時30分〜19時、年中無休
問い合わせ 二戸市観光ツーリズム協会 0195-23-3641

新幹線の運賃・料金は列車や席種で変わるため、JR東日本の公式サイトで確かめてください。

行く前に知っておきたい注意点

  • 九戸城跡のガイドハウスは12月〜4月初旬が閉館で、続日本100名城のスタンプもこの間は押せません。冬に行くなら二戸市観光ツーリズム協会に確認してください。
  • 天台寺の拝観終了は11月〜3月は16時です。午後のバスで向かうと滞在時間が短くなります。
  • シビックセンターの2階・3階は月曜休館、毎月第4月曜と祝日の翌日は全館休館です。滴生舎は火曜休み、歴史民俗資料館は月曜と祝日の翌日が休みなので、月曜・火曜は回り先が限られます。
  • JRバス二戸〜浄法寺線の時刻は本文に平日分だけを載せました。土日祝の便と、2023年10月1日に変わった二戸駅の乗り場は、JRバス東北の公式サイトで確かめてください。
  • 浄法寺歴史民俗資料館の駐車場は冬季閉鎖で、大型車は停められません。
  • 馬仙峡コースと金田一温泉郷コースは各100分・78分歩きます。歩きやすい靴と飲み物を用意し、暗くなる前に戻れる時間に出発してください。
  • 混雑の状況や食事の内容は、現地を確かめていないためこの記事には書いていません。

まとめ

二戸観光は、新幹線の二戸駅を起点に4つの方向へ分けて考えると回りやすくなります。駅から歩く九戸城跡と馬仙峡は各半日、JRバスで向かう天台寺と漆の里は午前いっぱい、IGRで1駅の金田一温泉郷は午後に組めます。1日なら「午前に天台寺・午後に金田一温泉郷」、2日なら残りの2コースを歩く形です。

拝観料や入館料は無料から500円までで、全部を回っても1人1,000円強に収まります。移動の要になるJRバスの時刻と、月曜・火曜の休館だけ先に押さえておけば、無駄のない旅程になります。

よくある質問

Q. 二戸駅から車なしで観光できますか?

できます。九戸城跡と馬仙峡は駅から徒歩のコースが二戸市観光協会に用意されています。天台寺はJRバス東北で二戸駅前から約23分(730円)、金田一温泉郷はIGRいわて銀河鉄道で1駅(340円)です。バスは本数が少ないので、行きと帰りの時刻を先に決めてください。

Q. 二戸の観光に必要な日数はどれくらいですか?

主な4か所を全部回るなら2日が目安です。1日なら、午前に天台寺と滴生舎、午後に金田一温泉郷の組み合わせが公共交通の時刻に合いやすいです。

Q. 九戸城跡の続日本100名城スタンプはどこにありますか?

城跡内のガイドハウスにあります。2026年は4月6日〜11月30日、10時〜15時の開館で、冬季は閉館します。

Q. 天台寺の拝観料と時間は?

1人500円で中学生以下は無料です。4月〜10月は8時30分〜17時、11月〜3月は8時30分〜16時です(天台寺公式サイト)。

Q. 二戸駅に駐車場はありますか?

駅前に東口135台・西口238台の駐車場があり、24時間200円、最初の2時間は無料です。車を置いて徒歩コースやバスに乗る拠点にできます。

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調査・執筆:観光地なび 編集部。本記事の情報は2026年10月時点のものです。営業時間・料金は変わる場合があります。


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この記事を書いた人

全国492の観光地を、行き方・滞在時間・予算・季節といった同じ物差しで比べられるようにまとめている編集部です。施設・自治体・観光協会・交通事業者の公式発表だけを確認して記事を作り、出どころが確認できなかった数字は載せません。

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